SONY 標準ズームレンズ SEL2870 FE 28−70 F3.5〜5.6 使用感レビュー

未分類

α7ⅱ購入時のキットレンズSONY SEL2870を約2週間ほど使用したレビューです。

レンズの概要
レンズの名前の頭に「FE」と付いているように、SONY Eマウントフルサイズ対応のレンズとなっています。発売日は2014年2月と実に10年程前のレンズになります。

スペック

焦点距離:28〜70mm
F値:開放3.5〜5.6スタート 焦点距離に応じて開放F値が変化していきます。最小F22〜36
レンズ構成:8郡9枚
絞り羽枚数:7枚(円形絞り)
最短撮影距離:0.3m(ワイド端)〜0.45(テレ端)
最大撮影倍率:0.19
フィルター径:55mm
本体サイズ:72.5(最大径)✕83(全長)
重量:295g

となっています。

使用感レビュー
まずとても軽くコンパクトで取り回しがしやすいというのが手に持った時に一番はじめの感想です。
標準ズーム域の大三元レンズ等に比べると大きさも3分の2程度で小さめのメッセンジャーバッグに入れてもかさばらず持ち運びの面でも優れていると感じました。
肝心の描写能力に関しては、F値が広角端で3.5スタートなので筆者の技量では構図や被写体との距離等を意識しなければ被写体が浮き出るようなボケを表現するのは難しいと感じます。
絞って撮った時の解像感は初のフルサイズミラーレスレンズということもあり、F値を絞って撮った時はくっきりパキっと被写体を写してくれ、時折「おぉ」と感動するような写真が撮れることもあり、まるで写真が上手になったような錯覚に陥りました。
その他メーカーの大三元レンズや解像感に優れたレンズを使用したことがある方にとっては物足りない描写なのかもしれませんが、カメラ初心者の筆者にとっては描写能力は充分満足に値する性能です。
筆者は個人的にズームした際に圧縮効果がかかった迫力のある写真や、超広角の肉眼では見ることのできない描写が好きなのですが、やはり標準ズーム域では満足いくような写真が撮ることができず、焦点距離28mmよりも更に広角のレンズや70mm以上の中望遠・超望遠レンズ等が欲しくなってしまい、新しいレンズを購入するための資金繰りのため、TAMRON 28−200の万能ズームレンズを購入した際に売却してしまいました。
描写能力に関しては必要十分ですが、画質を求めれば更に明るいレンズや解像感の高いレンズが欲しくなりますし、使用用途しては作品撮りよりも日常のスナップや思い出撮影に向いているのかなと感じます。お散歩カメラとしてコンパクトなα7シリーズに装着して気軽に持ち出すレンズとしては驚くような綺麗な写真が撮れると思います。
このレンズはキットレンズであるため、α7シリーズのレンズキット購入後に売却する人が多いのか、中古市場は豊富で最安1万円台後半の値段で購入できるものもあり、コスパは非常に良好で単焦点しか持っておらず、安い標準ズームのレンズが欲しい!といった方にはおすすめできる一本です。
その後、更に高性能なレンズに買い替える際も中古で購入したものを売却すれば実質無料(?)で使えるので、購入してみてはいかがでしょうか。

作例

コメント

タイトルとURLをコピーしました